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今日の法話2016/08/29

『念仏者の生き方とは』

大無量寿経に『去(こ)・来(らい)・現(げん)の仏、仏と仏と相(あい)念じたまえり』過去と未来と現在の仏様が互いに念じあっているとあります。

世間では、私たちの人生の歩みを過去・現在・未来と表現しますが、これでは、現在は、過去と未来の流れの一コマにすぎなくなります。しかし、仏法では、去・来・現、すなわち、過去、未来、現在の順番となっています。

これは、過去を問い、未来を見つめ、今を生きるという意味です。

過去と未来の流れの中にある今日ではなく、過去と未来を担うのが今日であるということです。

過ぎ去った過去を悔んだり、まだ来ぬ未来を夢見るのではなく、今を精一杯生きること、これが念仏者の生き方なのです。