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今日の法話2007/08/19

「えさを食う」の動物と、「食事をいただく」人間との違い。

皆さん こんにちは。

現在、日本は、グルメブームと言えるでしょう。
テレビを見ても、食べ歩きや食事に関する番組が毎日放送されています。
空いたお腹を満腹にする、或いは、栄養をつけると言うよりは、食事そのものを楽しむ、一種の娯楽としての感覚のようです。

ところで、食事をするのは、私達人間だけではありません。動物も食べなければ生きることはできません。
しかし、動物の場合、「食事をする」とは言いません。「えさを食べる」と言います。
私達人間と動物の違いは、いろいろ挙げられますが、明らかに違う点は、人間は、「えさを食べる」のではなく、「食事をする」ということです。
言い換えれば、「えさを食う」のではなく、「ご飯をいただく」ということです。

ところで、皆さんは、えさを食っていますか、それとも、ご飯をいただいていますか。
「そりゃ〜、人間だから、ご飯をいただいているよ。」と言われるでしょう。
それでは、出された食事に、或いは、自分で作った食事に、いきなり箸をつけていますか、それとも、「いただきます」と、手を合わして、食事をしていますか。
「それは‥‥」と恥ずかしながら、「合掌はしていません。」と言われる方が、多いのではないでしょうか。
しかし、それでは、「えさを食う」の動物と変わりはありません。

(食前の言葉)
 み仏と、みなさまのおかげにより、
 このご馳走をめぐまれました。
 深くご恩を喜び、ありがたく
 いただきます。

(食後の言葉)
 尊いおめぐみにより、おいしく
 いただきました。
 おかげで、
 ご馳走さまでした。


手を合わし、合掌して、今日から、食前、食後の言葉を実行してみてください。
どんな質素な食事でも、豪華なグルメをしのぐ、ありがたい食事になることと思います。

平成19年8月19日