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今日の法話2017/08/31

救われがたい凡夫が救われるただ一つの教え

阿弥陀経に「六方段」と言われる箇所があり、阿弥陀経全体の後半を占めています。「舎利弗。如我今者。讃歎阿弥陀仏。不可思議功徳。東方亦有。‥‥」の部分です。東西南北、上方下方、十方のガンジス河の砂粒ほどの無数の諸仏が阿弥陀様の徳を褒めたたえているとあります。念仏こそ、真実であることを諸仏が勧めておられます。因みに阿弥陀経の前半は、「極楽段」と言われ、お釈迦様が言葉を重ね、極楽浄土の素晴らしさを述べておられます。

一般にお経の特徴は、問答となっていますが、阿弥陀経は、無問自説の経(誰も問わないのにお釈迦様みずからが説かれた経)、また一代結経(お釈迦様人生総ざらえの経)であり、法親寺では、月参りや祥月命日などに阿弥陀経を上げさせていただきます。

迷いの世界にいる私たちですが、阿弥陀如来の本願の教えこそが、救われがたい凡夫が救われるただ一つの教えであることを阿弥陀経から学び、お念仏いたしましょう。