今日の法話2015/03/06
「人生は因果応報」
民放のドラマで、「流星ワゴン」というドラマを皆さんはご覧になっておられますか。
家族関係の苦悩から逃れるため、主人公の西島秀俊演じる永田一雄が人生の分岐点へとタイムスリップして同い年の父親香川照之演ずる永田忠雄(チュウさん)と出会い、現在起こっている事態を変えるために行動する物語です。
このロケ地が福山市の鞆の浦であることや玉野市の渋川海岸やチュウさんの入院している病院に渋川海岸に建つ瀬戸内マリンホテルが使われていることなどから、初めは興味本位で見ていたのですが、実に感慨深い内容なので、見入ってしまいました。
人生は因果応報ですから、実際は自分がしてきたことを過去に戻ってやり直すことはできませんし、世の中の出来事は様々な因縁によって結果そうなっていのであって、一つの事柄を取り立ててやり直しても、思い通りの結果を得ることはできません。
「これあるが故にかれあり。これ生ずるが故にかれ生ず。これなければかれなく、これ滅すればかれ滅す」
この世に存在するものはすべて無量の因縁によって生じています。
お釈迦様はこの因縁の道理に気づき、あらゆる苦悩から解放される道を成就されたのです。