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今日の法話2016/01/01

新年の「住職の一筆」『薫習(くんじゅう)』

皆さん、明けましておめでとうございます。
年頭の「住職の一筆」は『薫習(くんじゅう)』と書かせていただきました。
広辞苑で意味を引いてみると、「物に香が移り沁むように、あるものが習慣的に働きかけることにより、他のものに影響・作用を植えつけること」とあります。「物に香が移り沁むように」とは、正確には「物に香の薫りが移り沁むように」ということです。
私の自動車に人が乗ると、決まって「いい香りがしますね」と言われます。
お寺関係以外の会合に衣のまま出席すると、同じように「いい香りですね」と言われます。
いつのまにか香の薫りが自動車や衣に沁み込んでいるのでしょう。
「あるものが習慣的に働きかける」は「阿弥陀様が常にはたらきかけ、お育てくださっている」とあじわうことができます。
「他のものに影響・作用を植えつけること」とは、こころに沁み込み、常に共にいてくださる阿弥陀様のおはたらきにより、私の口に「南無阿弥陀仏」のお念仏が出てくるということです。
阿弥陀様のたゆまないはたらきは、お香が衣に沁み込むように私のこころに沁み込んでくださいます。
私が称える念仏は、私が称えておきながら、阿弥陀様が私を救おうというおはたらきであり、呼び声なのです。聴聞を重ねるうちに阿弥陀様の徳がいつの間にか香の薫りが衣に沁みるように私の心に沁みつき、それが、縁にふれると念仏となって私の口から出て下さるのです。
今年もお念仏申させていただく一年を過ごしましょう。