今日の法話2016/07/24
『お仏壇は家族の心のよりどころ』
今年もお盆の時期となりました。
家のお仏壇やお墓の掃除は出来ているでしょうか。
お盆は何処のご家庭に参らせていただいても、お仏壇はきれいに掃除され、お花や御供も整えられています。お墓もきっと同じでしょう。
しかし、お盆の時期以外の普段のお仏壇やお墓はどうなっているか気になるところです。
お仏壇の扉は閉まったまま、扉は開いていても、お花は枯れ、お供の果物が干からびているというようなことはありませんか。
お仏壇は家の中心であり、家族の心のよりどころです。
私たちは仕事に追われ、雑事に追われ、忙しい毎日を過ごしています。
しかし、そんな私たちだからこそ、毎日、きれいに掃除されたお仏壇にお花や御供を飾り、お参りしたいものです。
小林一茶の「かたつむり どこで死んでも わが家かな」という句があります。
かたつむりは、どこで命終わろうともそこがわが家であるから何の心配もいらないという意味です。
阿弥陀様の救いの中にある私たちも、どこで命終わろうと悟りの世界に生まれる身にあるのだから、後生については何の心配もいりません。
お盆をご縁に阿弥陀様の光に抱かれた私であることを喜びお念仏いたしましょう。