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お寺の行事2019/10/04

岡山南組実践運動関連事業『僧侶研修会』

 岡山南組実践運動関連事業『僧侶研修会』をピュアリティまきびで開催いたしました。講師に友久久雄先生(神戸大学医学部大学院修了/医学博士/臨床心理士/京都大学附属病院医師/京都教育大学・龍谷大学名誉教授/本願寺派布教使/元ビハーラ活動推進委員 等)にご来教いただき、『僧侶の役目 心悩む人々のためにできること』をテーマに研修させていただきました。

 仏教を通して心悩む人々へカウンセリングを行う先生の医療への取り組みの中に、私たち僧侶にも通じる社会的役割を学びました。僧侶として、医師として、大学の先生としての先生からのお話しを通して、私たち僧侶の役目を再確認するとともに「本当に悩んでいる人を逃さない」「死の問題はカウンセリングでは解決できない」「いのちの問題は人知を超えた仏様の教えによるしか解決できない」を学ぶとともに、先生の座右の銘「ありのまま そのまま」をモットーとする生き方や生い立ちのお話の中にも大いなるヒントと刺激をいただきました。

 心悩む人の話を聞くことは、相手に合わすことであり、受容と共感をもって話を聞くことが重要である。悩みには病気であったり、人間関係であったり、子育ての悩みなどの生活的悩みと全員が持っている悩み、死の不安や苦しみのような仏教的な悩み、宗教的な悩みがあり、僧侶は生活の悩みから宗教的悩みまでをストレートに聞き解決(カウンセリングから布教までを)できる立場にあり、それこそが僧侶の役目であると学ばせていただきました。心悩む人々が悩みを話すことは「苦しみを放す」ことであり、聞くことの大事さをあらためて実感しました。

 先生には本当にありがとうございました。