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お寺の行事2021/06/25

法親墓苑協力業者会議

法親寺では、定期的に所有の墓苑の協力業者会議を開催しています。本日は法親墓苑指定業者5社の石材業者の皆様にお集まりいただき、本堂でのお参り、昼食をとりながらの会議を行い、墓苑利用者へのサービス向上と 規約や法規、取り決め事項について、再確認させていただきました。

また、葬祭業を行う、石材業者の皆様も何社かおられますので、コロナ禍における人の移動制限の中で、仏事までもが不要不急の用件と安易に認識され、法要の中止や延期、縮小といった事態を招き、コロナが以前からの簡略化に拍車をかけていることについても共有させていただきました。

お墓の存在意義は遺骨の収蔵及び故人との対話の場であるという二つの機能を有しています。先祖はなぜ墓参りを大事にしてきたのか、墓は人生にどんな役割を果たしてきたのか。お墓を建立し、墓参りをすることの意味を考える時、尊いものに出会うことの人生における必要性を感じてきたに違いありません。

しかし、昨今、安易に墓じまいと言って墓を廃棄する人がいます。私たちは人生で行き詰まったり、悩んだり、苦しんだりし、何かにすがりたい、亡くなった久しい人に苦しみを打ち明けたい、聞いてもらいたい、そんな心休まる場所、心の拠り所がお墓です。

また、「永代供養」を前面に出し、檀家や門徒の供養存続の救済措置としての寺の役目を業者が商品化している向きが昨今あり、これは由々しき問題です。
これについても、宗教活動であるところの寺の領域と、お骨を葬るための収蔵施設を形成する業者の領域について、確認させていただきました。
その他、様々話し合われ、有意義な会議となりました。