今日の法話2024/08/01
『ご本願との出会い』
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の慶讃法要が、昨年はご本山で、今年は兵庫教区本願寺神戸別院で執り行われました。今秋には岡山でも組で慶讃法要を開催いたします。法親寺からは多くのご門徒が貸し切りバスで本山・教区の法要に参拝されましたが、岡山の法要でもお寺から団参バスを手配する予定です。別途案内状をお配りしますので、皆さま奮ってご参拝ください。
私たちは、親鸞聖人が開かれた浄土真宗の教えに出会わなければ、阿弥陀様のご本願にも出会うことができませんでした。そして、阿弥陀様のご本願に出会わなければ、私の救われる道はありませんでした。
親鸞聖人は、『高僧和讃』で次のように詠まれています:
『本願力にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし』
この和讃の意味は、阿弥陀如来の本願による救い(南無阿弥陀仏)に出会った者は、人生が虚しく過ぎることがなく、功徳が宝の海のように満ち渡り、煩悩の濁りが障りとはならない、ということです。
煩悩に巻き込まれる私たちは、自己中心的で、とらわれの心でしか物を見ることができません。しかし、そんな私たちをそのまま救うと願われた阿弥陀如来の救いに出会えた喜びを、心から感謝したいと思います。