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教化団体からのお知らせ2008/09/12
『唯信会』45名の皆さまとともにスタート 平成20年9月9日 午後7時より
この度、法親寺仏教壮年会は、30周年を記念して、新たに『唯信会』と改名し、45名の会員で再出発いたしました。
『唯』はひとりというこころなり。
『信』はうたがいなきこころなり。
すなわちこれ真実の信心なり。
本願他力をたのみて自力をはなれたる、これを『唯信』といふ。
ご消息によると、親鸞聖人は、法然上人門下の兄弟子にあたる「聖覚法印」が「念仏の要義」を述べた『唯信鈔』を度々書写し、門弟にその味読を勧めていたそうです。
そして、八十五才の時、その唯信鈔を注釈し、『唯信鈔文意』を著されました。
その親鸞聖人の書『唯信鈔文意』の『唯信』の文字をいただき、この度、会の名とさせていただきました。
発会式では、会長、副会長、監査、顧問の役職者の承認、会則(規約)の承認、年間スケジュールの説明、次回から使用する写経本「讃佛偈」の説明の後、住職の講義 教義《浄土真宗「その教えと歴史」》、作法、音楽礼拝で閉会いたしました。
今回の会員は以前の壮年会の会員にも再び入会書に記入いただき、新たな会員も募集いたしました。定員を40名と決めての募集でありましたが、45名の皆さまに入会をいただきました。年令も50代から80代の方まで様々ですし、職業も現役の方、退職された方、サラリーマンの方、会社を経営している方、商売をしている方、学校の先生、大学の教授、お医者さん等々、様々です。
しかし、お寺の本堂へ入り、阿弥陀様の前では、肩書きも年令も関係ありません。
私は当日、参加者に、肩書きも年令も本堂の外で脱ぎ捨てていただき、こころ同一にして尊前にお座りくださいと挨拶させていただきました。
『本願他力をたのみて自力をはなれたる、これを『唯信』といふ。』
本願他力とは、『如来の本願』、すなわち『如来より賜る』ということであり、『唯信』とは、『如来より賜る信心』ということであります。
《会則》第1条この会の《目的》を下記に記させていただきます。
真剣に仏法を学び、この会を自身の後生の一大事の解決と今後の人生を考える縁とする。
また、活動を通じて仏様に育まれている身であることをよろこび、生き方の実践という形にあらわし、念仏者として、仏法の鏡に身を映すことにより、深みのある生き方を形成することを目的とする。
この会の発展をこころより念じます。 釋信哉
▲司会を行なう宮崎副会長
▲讃佛偈をお参り
▲写経本の説明
▲住職の講義
▲音楽礼拝「恩徳讃」