ご正忌報恩講法座が勤修されました。
法座講師は岡山県美作市報恩寺住職川端正道師にご来教いただきました。
「報恩講」とは、宗祖親鸞聖人のご命日をご縁として勤められる法要で、宗祖のご命日は、弘長二年(1262年)11月28日、新暦では、1月16日にあたります。
ご本山(西本願寺)では、一月九日から十六日の間、盛大に法要が営まれます。
法親寺のご門徒からも、毎年ご本山の法要にお参りの方がおられます。
親鸞聖人は平安時代の末期、承安三年(1173年)4月1日に誕生されました。その生涯は、幼くして両親と死別し、九歳で出家、二十年間の比叡山での修行、法然上人との出会い、越後への流罪、関東での布教など、波乱に満ちたものでした。
「顕浄土真実教行証文類<教行信証>」を著し、「大無量寿経」に説かれている阿弥陀如来の本願により誰もが平等に救われる道、浄土真実の教えを極められました。
浄土真宗を開き、私たちにその教えをお示しくださった宗祖のご苦労を偲び、皆で正信偈をお勤めし、ご法話を聴聞させていただきました。
昨晩は、温暖な気候の当地でも雪がちらつき、積雪が心配されましたが、本日は好天に恵まれました。
寒い中の法座でしたが、遠近各地より、お参りがありました。
▲ご法話をされる川端正道師