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今日の法話2014/09/01

お彼岸の法話

仏教の言葉に同治と対治という言葉があります。
これは、発熱に対して、氷で冷やして熱を下げるのが対治で、温かくして汗を充分にかかして熱を下げるのが同治、悲しみにある人に元気を出せと励ますのが対治、共に泣くのが同治。
同治の方が対治より効果がある場合が多いように思いますが、はたして私たち凡夫に同治ができるのでしょうか。気の毒であるとは思っても、心のどこかで悲しい事実が自分でなくでよかったとの思いはないでしょうか。
煩悩に振り回され、怨みや妬みを断ち切ることの出来ない私たちに対して、仏様の慈悲はどんなことがあろうと見捨てはしないの駆け引きのない救いです。
阿弥陀様のあたたかい慈悲の中にいる私であることをよろこび、お彼岸に際し、お念仏いたしましょう。