今日の法話2015/04/24
『仏法は、いそがしい世間の仕事をさしおいて聞かねばならぬ』
スティブン・R・コヴィーは、名著「七つの習慣」の中で、時間の過ごし方を四つの領域に分けて解説しています。
一つ目は、「緊急であり、かつ重要であること」
二つ目は、「緊急ではないが、重要なこと」
三つ目は、「緊急だが、重要ではないこと」
四つ目は、「緊急でもない、重要でもないこと」
さて、あなたはどの領域に一番時間を費やしていますか。
一つ目の領域に時間を費やしている人が案外多いのではないでしょうか。
しかし、この領域に時間を取られていると、時間に振り回され、疲れ果ててしまいます。
二つ目の領域に時間を費やしなさいとコビー博士は言っています。
これが成功の秘訣でもあるそうです。
締め切りまではまだ日があるが大切な仕事。
健康増進のための時間。
将来のための勉強や読書。
そして、仏法を聴聞すること。
お寺参りですね。
歳を取り時間ができたらお寺に参ろうと思っていませんか?
しかし、その時期は既に一つ目の領域に突入しているのでは?
蓮如上人はおっしゃいました。
「仏法は、いそがしい世間の仕事をさしおいて聞かねばならぬ。それなのに、あなたは、ひまができたら聞こうと思ってはいないか。それはあさはかなことである。仏法のうえからいえば、老少不定の身であるから、明日があるとは思ってはならない」(蓮如上人御一代記聞書)
仏法を聞かせていただきましょう。